日記

Dr.yamada's Column

■20060529（月）　静岡サナッシュライヴ

きたぜサッポロビールフェスティバ～ル！
今年もビックイベントがやってまいりました。
ビールのビールによるビールのための祭り。
ビールが主役ってこんな素敵な祭りが他にあるでしょうかみなさん。
わたしは聞いたことがない！
と言うわけでハガキを送って見事入場券をＧＥＴしたおれはそのプレミアムチケットを神棚に飾り当日までを指折り数えて待っていたのだ。
しかし！当日を目前に控えた三日前、社内では耳を疑う恐ろしい噂話が広がっていた。
それは今行っている現場の工期が迫りに迫っているために当日(日曜)は社員総出で出勤だとか言う話しが出ていると言うのだ。
これはいかーん！焦ったおれは社員全員にビールフェスティバルに行きたいよ署名を集めに乗り出した。
が、社員のみなさん(揃いも揃って中年のおじさん)は口を揃えておれに言った。
「あ？ビール祭り？なにがおもしれえだ？おら仕事してたほうがよっぽどおもしれえわ。」
ファックファックファッキュー！！仕事のどこがおもしれえだー！！おらビール飲んでたほうがよっぽどおもしれえわぁぁぁ！！
と心の叫びをひた隠しつつリーダーのおじさんにお伺いを立ててみた。
「その日はやっぱ休んじゃあ‥だめ‥すよね？」
おじさんリーダーは笑って言った。
「おめえ土曜はライブだって休んで日曜はビール飲みてえって休むんならはあ来んくていいわ。」
ふん、じゃあもうおら行かんわ。
と、言えるはずもないおれは泣く泣くビールフェスティバルを断念した。
あぁ～ほんとに残念無念‥。
残念無念と言えばアポロもついに解散だよ。
ビール祭りに行けないことの数億倍のショックだよ‥。
と、こんな繋げ方でアポロに申し訳ないのだが本題に入ります。
昨日はアポロ★５２６企画「一音来福～其の四～」に出るべく静岡サナッシュに向かった。
前回の日記に書いたとおり、この日でアポロはほんとに解散。
初めてその話しを聞いた時はかなりのショックを受けた。
それは出会ってからこの日までの四年間の思い出が素晴らしすぎるためだろう。
いやそればかりじゃなく、長くやってるとお互いの苦労が話さなくたってわかることもある。
いいことも、悪いことも。
そんなアポロが解散かと思うと寂しくて仕方ない。
しかし、それから何度かアポロと会って話しているうちに、アポロの解散は最終章ではあるけれど、また新しい第一章の始まりなんだと思い、ほんとになんにもできることがないからせめて、最後のライヴでおれたちの思いを伝えることができればいいなって感じでこの日のライヴに臨んだ。
この日は総勢７バンド出演でおれたちは３番目。
最初のバンドから「一音来福」にふさわしいいいバンドが続く。
そしておれたちの出番。
おれたちなりに卒業祝いをやったつもりだけど喜んでもらえたかな？
その後もいいバンドが続きついにアポロの出番がきた。
最後のアポロを人目見ようと会場を埋め尽くす客にアポロは見事に応えた。
これで終わるのがもったいないくらいいいライヴだった。
その後は客もまざってみんなで打ち上げ。
夜中の二時をこえても５０人を超える人の数に、アポロというバンドの偉大さが伺えた。
そして打ち上げが終了するとほんとにアポロはロック星へと旅立ってしまった。
しかしそれはバンドが飛んでっただけでアポロ個人のメンバーはまだこの地からおれたちと同じ星を眺めるのだ。
だからまた同じステージに立てる日を楽しみにしてる。
ってことでこれからもよろしくロケンロー！！
グッバイアポロ！！！

■20060524（水）　藤枝ココペリライヴ

う～ん、イマイチ‥
もうかれこれ５分以上は髪の毛を撫でくりまわしているおれは上手くヘアセットが出来ない理由を考えた。
①湿気の多い季節のせい
②しばらくヘアカットをしていないせい
③老けた
さん、ふけた‥と、ぼそりとつぶやくと妙にテンションが下がった。
しかし、今日はテンションを下げている場合ではない。
なぜなら今からライヴをしに出かけなくてはならないのだ。
ダサカッコいいおれはダサめにヘアセットを決めると急いで家を出た。
向かった先は藤枝ココペリ。
ここはメンバーの所在地の真ん中にあるために各自現地集合にした。
ココペリに着くとすでに何バンドか集まっていた。
今日は初対バンのバンドも多いのだがほとんどが見た顔ばかり。
それもそのはず、今日のライヴは貸しスタジオをしている楽器屋の主催のライヴ、で出演バンドはそのスタジオで練習をしているバンドばかり。
そして会場である「ココペリ」はその楽器屋が作ったライヴハウスで今日はそのオープン記念イベントライヴ、ライヴハウスの記念すべき第一回目のライヴなのだ。
その歴史の幕開けライヴでおれたちはトリ。
フッフッフ、おいしすぎるぜ。
老けててよかった。
と、にんまりしつつメンバーと合流するとまもなくライヴは始まった。
この日は総勢１０バンド、リハなしでスタートはＰｍ２：３０から。
イベントらしい始まりかたに気分も上々。
１バンド目からいいバンドが出るとその後もいいバンドの目白押しでおれたちの出番も終わるとライヴは終わった。
１０バンドも出たのに退屈する暇もなくあっという間に終わってしまった感じ。
楽しい時間は加速してしまうのだ。
その後は楽しい打ち上げでビールをたくさん飲んだ。
そしてライヴを終え二三日経った今、ひしひしと込み上げる実感。
ついにおれたちの町にもライヴハウスが出来たのだ！
心からうれしいし感謝したい。
ありがとう市川楽器、社長、店長、バンドマン、それから全てのロッカーたち。
これからもよろしくロケンロー！
と言いつつすっかり画像を撮り忘れた。
さて、次回のライヴは５／２７静岡サナッシュ、アポロ５２６の企画ライヴ「一音来福」。
残念なことにこの日でアポロは解散する。
同期のバンドがまたひとつ減るのは悲しいしつらい。
が、おれたちにはどうすることもできない。
それならせめていいライヴをして花向けとしたい。
最後のアポロを見に、ぜひみなさん来てください。

■20060515（月）　清水ＪＡＭＪＡＭライヴ

ガチャ
あ！失礼‥
バタン
まったく、うんちするなら便所の鍵くらい閉めろよな‥。
朝っぱらからおじさんのおしりを見てしまったおれは今見た画像を必死で頭の中から消去しつつ隣の便所をノックした。
コンコン
‥‥
よし、入ってないな。
先客が居ないのを確かめたおれは間違いなく便所の戸に鍵をかけると隣のおじさんと同じかっこうにしゃがみこんだ。
ウ～ン、ウ～ン‥隣のおじさんは恥ずかしげもなく声に出して力んでいる。
と、その時隣の戸がガチャリと開いた音がするとあ！失礼‥と言う声が聞こえた。
おじさんなんで鍵かけないの？と思いつつ次はこちらの戸にコンコンとノックの音がするんだろうな、と予測した。
しかし、その予測は外れてその人はまたもやノックもしないで戸のノブを回した。
ガチャ
あ！失礼‥ってかこっちもかよ‥。
なんと鍵をかけたはずのおれの便所の戸はなんの躊躇もなく普通に開いたのだった。
すいません‥
弁解する間もなくバタンと戸を閉められたおれは壊れている戸の鍵を呪った。
そして次の行動を急いで考えた。
①まだうんちの途中だけどとりあえずここは出る。
②しかし便所はこの二つしかないし新たな大便者の訪問がないことを祈って最後まで出しきる。

おれの選択は②だった。
そしてそれは間違っていた。
一分も経たないうちに新たな大便者の訪問がくるとまず隣の戸が開きあ！と言ってバタンと閉まるとやっぱりこちらの戸も開いてあ！と言って戸が閉まる。
が、悲しいことに二番目に開くおれの戸が閉まる時には必ず舌打ちのおまけつき。
もうどうでもいいや‥と、すっかり居直りうんちを決め込んだおれはのんびりと用を足した。
そして隣のおじさんとおれが揃って便所を出る頃には計四名の視覚的被害者を出した。
が、これは不可抗力なうえにこちらも恥辱的被害者なのだからお互い様と言うわけで罪には問われないのだ。
さて、本題に入ります。
昨日は今年三回目のアンプペッツ企画、「ペッツゴーラウンドＶｏｌ.３６」に出演するべく清水ＪＡＭＪＡＭＪＡＭへと向かった。
ハンドルを握るのはファッションリーダーのおれ。
残りのファッションの落ちこぼれ約二名は座席でうたた寝をしている。
これこれきみたち、ファッションで落ちこぼれるのはいいけどライヴで落ちこぼれたりはしないでくれよな‥と思ったつもりがつい口を吐いて出てしまうとそれを聞いたメンバーのみなさんはやれおれが落ちこぼれならおまえは落ちこぼれの落ちこぼれじゃんかと言うからそれならおまえなんか落ちこぼれの落ちこぼれの‥とこんなペースじゃいつまで経っても日記が終わりゃしないからさくさく行きますよ。
この日は前回にも増してバンド総勢９バンド、でおれたちは６番目。
トップのバンドからかなりハイレベルなバンドが続きテンションは最高潮に保たれたままおれたちに託された。
で、結果は如何に！？
その後もいいバンドが続きトリのアンプペッツはさすがにほんとにいいバンドだと思った。
なんて言うかこう音が胸に突き刺さってくるんだよな、で、その音がだんだん画像のように頭ん中に映ってきてそれが時には悲しいワンシーンだったり時には温かいワンシーンだったりする。
アンプペッツの音にはそんな力があるからほんとすげえバンドだと思う。
そしてその後は楽しい打ち上げで時間も忘れて飲んでいると翌日は死んだ魚のように働くわけだけど最近はもう慣れたな。
次回のライヴは５／２１藤枝ココペリライヴ。
おれたちのいつも使うスタジオのライヴハウスオープン記念イベント。
バンドは総勢１０バンド以上出るから熱い一日になりそうだ。
近所のみなさんは是非見に来てください。
では。

■20060508（月）　仮想と現実

酒ばかり飲んで極楽に過ごしたゴールデンウィークももう終わり。
これからはまたこつこつとアスファルトを刻む日々が始まる。
できれば毎日知らぬが仏でしあわせに暮らしていたいのだが、情報時代のこの世のなか、耳をふさいでいたって情報は勝手に流れ込んでくる。
いいニュースも悪いニュースも紙面や画面で見るかぎり、まるで他人事のように感じてしまい、次から次へと起こるいろいろな出来事は、知れば知るほど無関心の不感症になっていく気がする。
だからたまには想像してみる。
ある朝目が覚めたらおれはテロ組織の一員。
みんなはみんなが信じる正義のために毎日戦いを繰り返している。
そして弁当がわりに爆弾を抱えてドアを出ていく。
おれは死にたくないからこっそり抜け出す。
そして街まで逃げ切るとほっとひと息喫茶店でコーヒーを飲む。
すると三つ離れたテーブルに見た顔の男が座っている。
やつはなにくわぬ顔をしてコーヒーをすする。
次の瞬間やつの体が爆発しておれは爆風と炎に包まれた。
ある朝目が覚めたらそこは殺伐とした大地。
ズタズタに切れたボロをまとったおれは食い物を探してほっつき歩く。
しかし食い物らしいモノは何もなく、草もなければ虫もいない。
歩けど歩けど地獄のような風景はなにもかわらず、やっとの思いで辿り着いた村には、ミイラのような無気力な人間が身を寄せあって座っていた。
大人も子供も老人も、みんなしゃべる気力もないほど痩せ細っている。
そして少し離れたところには餓死したまま転がっている女性の死体、それによりそって目をつむっている子供。
みんなはただ、そこにいるだけ。
生きてるでも死んでるでもなく、ただ、消えて行くのを待っている。
それは溶けきったろうそくの炎がふっと消えてなくなるかのように。
ある朝目が覚めたらおれは中学生になっていた。
布団から出るとまず始めにパソコンのスイッチを押す。
するとおれのほんとのリアリティーな世界が画面に映し出された。
この世界ではおれは勇敢な戦士で、まわりには友達もいるし恋人もいるし家まで持っているのだ。
毎日モンスターとの戦いに明け暮れ、倒したモンスターの小銭を拾ってはせっせと金を貯める。
その金で武器を買ったり服を買ったりカジノで遊んだりする。
わざわざ学校へ行ったり友達と遊んだりするよりよっぽど楽しい日々が送れるのだ。
世間のことだって知りたいことは何でも知ることができる。
性のことや暴力のこと、ドラッグのことや芸能界のこと、知らなくてもいいことがボタンひとつでなんだって手に入ってしまう。
だからパソコンによる仮想の世界は居心地がよく、厳しい現実の世界では生きた心地がしないのだ。
ある朝目が覚めたらそこはおれの住む世界だった。
いいことばかりがあるわけではないけれど、あんな世界よりはよっぽどましだと思ったおれは支度をすると仕事へ出かけた。
しかし、おれが見た悪夢は遠い日の花火ではない。
いつまでも他人事でいては困るのだ。

■20060501（月）　ＪＡＭＪＡＭライヴ

春以上夏未満のこの時期、外に行くのにいったい何を着込んで行けば暑くもなく寒くもなくいられるのかといつも頭を悩ませる。
なにせおれはキャメルのファッションリーダーなのだからあんまりダサいと困るのだ。
しかしそうは言っても毎度のことながら悩む程服を持っていないおれはいつもの格好で家を出た。
そしてメンバーと合流したおれはすかさずメンバーのファッションチェックをする。
「ふぅ‥どうやらファッションリーダーの面目は保たれたな‥」
と、ついぼそりとつぶやいたおれにメンバーは言った。
「あんたそれのどこがファッションリーダーなわけ？ファッションリーダーと言うよりはファッションの落ちこぼれじゃんかっ！」
と、リーダーのおれに落ちこぼれと言ったメンバーに「おれが落ちこぼれならおまえは落ちこぼれの落ちこぼれじゃんか」と言ってやると「いやおれが落ちこぼれの落ちこぼれならおまえは落ちこぼれの落ちこぼれの落ちこぼれだよ」と言うから「バカ言えおれが落ちこぼれの落ちこぼれの落ちこぼれなら‥」
「まあまあ、どっちがどれくらい落ちこぼれてたって別にいいじゃんか、ほら、これでも食べて落ち着きなさい！」
と、この街一番のファッションの落ちこぼれが差し出した冷凍みかんを食べて落ち着きを取り戻したおれたちは清水へ向けて出発した。
メンバーと揃って清水に行くと言えばライヴしに行く以外用はなく、この日は清水のバンドのイベントに誘われ、会場である清水ＪＡＭＪＡＭＪＡＭへと出かけたのだった。
会場に着くとすでにリハは始まっていて息つく間もなくおれたちのリハが始まりそれが終わるといつものように街をぶらつく。
「なんかおもしろいことねえかなぁ‥」
こんなとき鶴瓶ならネタになるようなおもしろいことをいっぱい発見できるのだろうがおれたちは芸人ではないからそうもいかない。
可も不可もなく時間が経つとライヴは始まった。
この日は総勢８バンド出演でおれたちは３番目。
初対面のバンドが多いため客観的に見るのも楽しい。
そしてあっと言う間にライヴは終了。
最後トリをつとめたこの日の主催者であるバンディッツは独特のバンドカラーがあってとても楽しいステージだった。
その後はなによりの楽しみである打ち上げに参加してビールをたらふく飲んで帰った。
次回のライヴは５／１４連続の清水ＪＡＭＪＡＭＪＡＭ、そして最近よく誘ってくれるアンプペッツの企画。
この日は母の日なので親孝行をしてからライヴに行きましょう。
それではまた。

過去ログ	2004年	09月　 10月　 11月　 12月
	2005年	01月　 02月　 03月　 04月　 05月　 06月　 07月　 08月　 09月　 10月　 11月　 12月
	2006年	01月　 02月　 03月　 04月　 05月　 06月　 07月　 08月　 09月　 10月　 11月　 12月
	2007年	01月　 02月　 03月　 04月　 05月　 06月　 07月　 08月　 09月　 10月　 11月　 12月
	2008年	01月　 02月　 03月　 04月　 05月　 06月　 07月　 08月　 09月　 10月　 11月　 12月
	2009年	01月　 02月　 03月　 04月　 05月　 06月　 07月　 08月　 09月　 10月　 11月　 12月
	2010年	01月　 02月　 04月　 05月