■20060221(火)
カッパとロック
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| 清水某所にて河童を発見!これは大スクープだ!と思いとりあえず携帯でパチリ。 しかしよく見るとまだ子供ではないかっ!心優しいおれは河童に言った。 「坊や、ここに居ると悪いおじさんに捕まってしまうよ、早くお家に帰りなさい!」 すると河童は四つん這いになっておれに言った。 「おじさんおじさん、バッチコーイ!!」 おぉ何たることか!こんな小さな子供までが低俗芸人のマネをしている!これはいかん!この子供を知らぬが仏で放っておくわけにはいかない!よし、おれがお説教をして正しい道を説いてやろう。 「いいかい坊や。本を読みなさい、パソコンだってあるだろう、つべこべ言わずに勉強をしなさい。それとついでに言うならもし大人になって煙草を吸うようになってもポイ捨てはいかん、そしておじさんになってお金があっても援交はいかん、それと河童の君には言う必要はないのだろが野菜をたくさん食べなさい。それと‥」 気がついたら河童は既に居なかった。と言うより河童はもともと居なかった。なぜなら目の前にあるのは河童の人形であって河童そのものではない。 では何故おれはこれを河童だと思ったのだろう。と言うより何故おれは河童を知っているのだろう。そもそも現実には目に見えない河童を人々はどうしてこれを河童なのだと認識しているのだ?それはつまりロックとは形もなければ定義もないのにあれはロックだとかこれはロックじゃないとか言って一体全体何をもってロックというものを決めつけているのだろう。 ロック‥ ロックとはいったい‥ 深まる謎に、苦悩は続く‥。 | | |