Dr.yamada's Column
■20050131(月) 
mb_0131120931.jpg 176×144 5Kきみはまったくもって戦力外でありきみに給料払うくらいならわたしの愛犬にうまいもんでも食わせてやったほうがよっぽどましである、と言うわけできみはクビだ、明日からもう来ないでくれ‥。
でっぷりと太った社長は自分の意志の固いことを誇示すべく組んだ腕をより強く引き締めた。
おれは込み上げてくる怒りを抑え冷静に言った。
わたしはあなたの犬よりよっぽど忠実ですよ、あなたの愛犬たらどうですか、人を見れば吠えたてるあたりかまわず便は垂れるちょこっと頭を撫でようもんなら手を噛みちぎる勢いじゃないですか、それに比べたらわたしなんか顔を見れば丁寧に挨拶する決められた場所で用は足す頭をこずかれたって文句のひとつも言わないじゃないですか、なのにどうして犬よりかわいがってもらえないのですか、不公平ですえこひいきです郵政は民営化にするべきです!
涙ながらに訴えるおれに総理は無表情に言った。
確かに言い出しっぺはわたしだが気が変わったのだ、ポストは赤いもんだと思っていたら民営化したとたんに青になったらどうする、赤は止まるもんだと思って待っていたらおかま掘られてびっくりするようなもんだろ、ちがうかねきみ!
おれはわけがわからなくなって目が覚めた。時計を見ると六時半、あわてて飛び起きて気がついた。
今日は休みだ‥。
そんな休日の朝。

■20050126(水)  天竺へ
mb_0126183141.jpg 176×144 2Kブルースを味方につけたおれたちは逆境を乗り切った
しかしそれは同時に新しい始まりでもあった
おれたちキャメルクラッチはまた新しい一歩を踏み出す
新しい一歩は踏み出すがここまで歩いて来た道のりは忘れない
ハッピーなこともブルージーなこともすべて抱えこんだのが今のおれたち
おれたちは止まらない
このままどこまでも歩いて行く

最終地点はありゃしない
死んだ時に終わるだけ
そうして明日も明後日もその次の日も‥
エブリデイロック!!
に生きて行く

■20050115(土)  はぎさんと犬
mb_0115123102.jpg 176×144 2Kはぎさんち犬は飼い始めてから今年で12年目、よたよたのよぼよぼでも元気だけはあったのだが最近どうも調子がおかしい、医者に診てもらったら乳がんにかかっていることがわかり今日はその犬の乳がん摘出手術。
寿命を考えると先はあまりながくないだろうがとにかく少しでもながく生かしてやりたい、とはぎさんは言っていた。
が、今後あんまり何度も手術をするようなら家を売らなくちゃなんねぇ、とも言っていた。
その犬は12年前のある日、とぼとぼと現場に迷いこんできたが飼い主が見つからず、工事が終わるまで職人みんなで面倒をみていたが工事が終わるとそのまま残していくわけにはいかずに保健所に処分してもらおうと言う話になったがそれじゃあんまりかわいそうだってことではぎさんがひきとったのが飼うきっかけとなっのだ。
そして12年の月日が経ち、子犬だった犬も大人になりそして還暦をむかえ今でははぎさんの年齢に近づいた、もしかしたら追い越してしまったかもしれない。
雨の日も風の日もくる日もくる日も散歩をし、こんな寒くて雨まで降ってんのに夜の散歩に行くんですか?と聞いたらあたりめえじゃん揃ってカッパ着て行くんだよ、さみいし雨降ってるからって散歩に出ねえなんて言ったら犬に怒られちゃうわ、と言ったはぎさんとその犬はおたがい共に年をとったのだが犬の寿命は人間より数倍早く、確実にくる愛犬の死を真正面から受けとめなくてはならないはぎさんは悲しそうにこう言った。
まだ死んじまったわけじゃねえが切ねえなあ、こんな切ねえならもう次の犬は飼わねえほうがいいな‥。
たとえ相手が犬だとしてもあとに残されるほうはつらい、そしてこう続けた。
最近じゃ若者の間で自殺がブームになってるみてえだがありゃあほんっとにばかだよな、残される親の気持ちちったあ考えろよな、勝手に産まれてきたわけじゃねえんだから勝手に死んだじゃ困るよな。
真剣な眼差しでそう語るはぎさんの横顔には三人の子供を育てあげそして三人の孫を授かり66年間ものながい年月を生き抜いた深い深いしわが刻み込まれていた。

■20050112(水)  しかし寒いなぁ‥
mb_0112124125.jpg 176×144 4K寒いばっかでいいことなんかひとっつもなく今日は風の中に白いもんまでまじってて寒いわけだって思うけどそんな日にかぎって一日中外仕事だったりしておれの勘が正しければ間違いなく耳たぶにしもやけができる寒さで今こうして車の中でエンジンかけてあったまってくるとかゆい感じしてくるしまた外に出れば冷えて痛くなってくるしでもうまいっちゃう今日この頃は青空を見てのんきに思う余裕はない。ふとんが恋しい‥

■20050107(金)  東京タワー
mb_0107202800.jpg 176×144 7K宝クジがはずれたおれはあまりのショックにしばらくなにもやる気がおきずに気がつけば一週間が経っていた。
連休もあっと言う間に終わり仕事もとっくに始まっているがなにかパっとしない。
それはともかく家に帰るとおかあが、
「あんた玄関先に置いてあったイカ誰が持ってきたか知ってる?」
と聞いたがおれは知らない。
「知らん、宅急便じゃないだ?」
するとおかあは、
「玄関先にね、スーパーの袋に裸で入れて置いてあっただよ」
と言うからおれは、
「誰ん持ってきたかわかんねえようなイカやたらと食うなよ」
と言ったらおかあは、
「もう食べちゃったよ」
と言ってもぐもぐしながら食いかけのイカを箸でつまんで見せた。
おれは言った。
「毒でも盛ってあったらどうすんだ、一家揃って殺されちゃうわ」
しかしおかあは箸も止めずに、
「あらそお?美味しいけどねぇ」
と言ってイカを食べた。
そんな母親に育てられたおれはいまだ食中毒未経験、しかし狙われたら確実に死んでしまうだろう、ばかばかしいほど簡単に‥。

■20050101(土)  ロックの女神に乾杯!
mb_0101183344.jpg 176×144 4Kハッピーニューイヤー!
イェーイ!ロケンロー!!!

■20050101(土)  ロックの女神に乾杯!
ハッピーニューイヤー!
イェーイ!ロケンロー!!!

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