■20050131(月)
夢
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| きみはまったくもって戦力外でありきみに給料払うくらいならわたしの愛犬にうまいもんでも食わせてやったほうがよっぽどましである、と言うわけできみはクビだ、明日からもう来ないでくれ‥。 でっぷりと太った社長は自分の意志の固いことを誇示すべく組んだ腕をより強く引き締めた。 おれは込み上げてくる怒りを抑え冷静に言った。 わたしはあなたの犬よりよっぽど忠実ですよ、あなたの愛犬たらどうですか、人を見れば吠えたてるあたりかまわず便は垂れるちょこっと頭を撫でようもんなら手を噛みちぎる勢いじゃないですか、それに比べたらわたしなんか顔を見れば丁寧に挨拶する決められた場所で用は足す頭をこずかれたって文句のひとつも言わないじゃないですか、なのにどうして犬よりかわいがってもらえないのですか、不公平ですえこひいきです郵政は民営化にするべきです! 涙ながらに訴えるおれに総理は無表情に言った。 確かに言い出しっぺはわたしだが気が変わったのだ、ポストは赤いもんだと思っていたら民営化したとたんに青になったらどうする、赤は止まるもんだと思って待っていたらおかま掘られてびっくりするようなもんだろ、ちがうかねきみ! おれはわけがわからなくなって目が覚めた。時計を見ると六時半、あわてて飛び起きて気がついた。 今日は休みだ‥。 そんな休日の朝。 | | |